命題28

命題28

 もし、奇数が偶数をかけられるならば、その積は偶数である。

 

 ABをかけられてCを作るので、それゆえに、CAの中にある単位と同じだけBと等しい数で作られている。definitionZ15

 そして、Bは偶数である。

 それゆえに、Cは偶数で作られている。

 しかし、もし任意個の偶数が一緒に加えられれば、その全体は偶数である。

 それゆえに、Cは偶数である。proposition\21

 それゆえに、もし、奇数が偶数をかけられるならば、その積は偶数である。

第9巻命題27へ  第9巻命題29へ  第9巻目次へ